この記事は資産運用や家計管理のおすすめ入門書3選の記事です。
中学生の時は図書館に行ってさくらももこ(ちびまる子ちゃんの作者)の4コマ漫画を借りて読んでは「趣味は読者」と言っていましたw←え
無論、活字は苦手で、すぐ眠くなってしまいます…。
そんな私ですが、資産運用を始める時は図書館や本屋でたくさんの本を読みました。自分の生活にすぐに目に見えて活かせるので、読んでいて苦でなかったんですよね。
もっと、たくさん紹介するのも良いのですが、色々あると「結局どれがいいの?」となるので厳選3つにしました。
20代から知っておきたいお金のルール【横山光昭】
まず、1つ目のおすすめはこちら!横山光昭さん著書の「20代から知っておきたいお金のルール」です。
―――少し話題はずれましたが、本書の一番のオススメするところは、お金に関する知識が広くわかりやすく網羅されていることです!
「貯金しよう」「投資しよう」
と思った時「ん?何をどうやって?そもそも自分は今何からすれば良いんだろう」と思います。
そうした時にこの本が考えるヒントになります。
横山光昭さんは家計管理のエキスパート
そもそも著者の横山光昭さんは、これまで1万人以上の赤字家計を貯蓄できる家計に再生してきた人気ファイナンシャルプランナーで、この本以外にも数多くの本を出されています。
今まで横山さんの本は色々読みましたが、どの本も投資に関する知識をわかりやすく嚙み砕いて説明してくれているので、活字嫌い、投資に抵抗がある方にはもってこいの本です。
おすすめ理由1.図解や漫画やイラストが豊富!
まず、20代から知っておきたいお金のルールは図やイラストが多く、時には漫画を交えて解説してくれています!
漫画はお金に無頓着な主人公がこの本を読むことでメキメキお金の知識を付けて優良家計になっていく感じのストーリーです。
本書が特に良いなーと感じたのは、税金の制度などはわかりやすく図解で説明してくれているところです。
↓例えばこんな事がグラフや図解を用いて解説してくれています!
- 源泉徴収票の見方
- 所得税の仕組み
- 年金制度をはじめとした社会保険の仕組み
- 人生の貯め時グラフ
- 生命保険の種類や見直すタイミング
おすすめ理由2.ゼロから「お金の基礎知識」を学べる!
次のおすすめポイントは、お金の基礎知識を広く網羅できることです!
まず、私が家計管理を始めた時、ぶち当たった壁は「この方法で合ってるのかな?」「もっと他にいい方法があるんじゃないか?」ということ。
そして、その原因は圧倒的にお金に関する知識がゼロに等しかったことです!
お恥ずかしい話、社会人の時は「年末調整って何?お金が戻ってきたー!得した!」という感じでした。←これはただ払い過ぎた税金が戻ってきただけで、得でもなんでもないのです。。。
正直、この本を初めて読んだ時、自分の無知さにビックリしたのを今でも覚えています。
↓例えばこんな事をゼロから学べます!
- 年末調整ってなぜやるの?
- 住民税の仕組みは?
- 給料明細の見方
- 社会保険料ってどうやって決まるの?
- 住宅ローンや金利について
おすすめ理由3.読んだ知識をすぐに活用できる
最後は、読んだ知識をすぐ活用できるところがおすすめです。
例えば、20代から知っておきたいお金ルールでは、「使う、貯める、増やすの3つの口座」を作ることを推奨しています。
それまで、1つの口座で済ませていましたが、この方法を取り入れたことで
- 使いすぎ防止
- 視覚的に増えるのがわかりモチベーションアップ
- お金の流れを仕組み化することで考える手間が省けた
など良いこと尽くめでした。
今は、自分で少しアレンジして仕組みしていますが【医師の家計管理】貯金できる家計にするにはこの5つの手順で解決!で詳しく解説しているのでよければ参考ください♪
↓今のは一例ですが、他に例えばこんな事が活用できました!
- 口座の使い分け
- 家族構成別の支出の内訳比率
- ライフプラン(マイホーム、老後、教育資金)の考え方
- 書き込み式の90日貯金プログラム
- 夫婦での家計管理の方法
「20代から知っておきたいお金ルール」の活用方法
この本は、家計管理やお金の基礎知識に特化した本です。
活用方法として、木を見て森を見ずにならないよう、まずこの本で全体を網羅して、気になる事柄を詳しく調べていくのが良いのではないでしょうか。
- 家計管理はこの方法で合ってるのかな?
- もっと他にいい方法があるんじゃないか?
- お金の知識が皆無
- 何から始めたら良いかわからない
という方におすすめの一冊です。
本書の一番のオススメするところは、資産運用を始めてみたい方にわかりやすく投資信託について0から10まで優しく解説してくれていることです。
そもそも初心者によくおすすめされるiDecoやつみたてNISAは税制度や仕組みが違うだけで投資信託を購入する運用です。
朝倉智也さんは投資信託のザ!代表!
著者の朝倉智也さんは世界No.1投資信託の評価機関モーニングスターの日本代表をされている方です。
朝倉さんは投資信託に関する本を数多く出版されており、私も色々読みましたが、どの本も読みやすくて、つい手に取ってしまいます。
ちなみに、モーニングスターは投資信託に関する情報が満載でオススメですよ。
おすすめ理由1.フルカラー‼図解やイラスト満載!
まず、おすすめしたいのがフルカラー!
少し読みにくいと感じる本でもフルカラーというだけで少しだけテンションが上がってしまうのは私だけでしょうか?笑
いや、重要だと思います。モチベーションが違います✨
もちろん、図やグラフも豊富なので投資入門書として、かなりおすすめです。
おすすめ理由2.投資信託のイロハが分かる
図解はじめての投資信託は全6章から構成されており、投資信託について一通り学べるようになっています。
おすすめ理由3.年代別での事例がわかりやすい
最後のおすすめ理由として、年代別で具体的に事例がありイメージしやすいことです。
私が資産運用を始めたばかりの時、色々な本を読んで感じたことは
ということです。
投資方針はその人の年齢や性格、仕事状況など変わってきますが、ひとつの判断材料は年齢です。
年齢を重ねるごとリスクを低くして運用する必要があるので、年代別に資産配分や投資の方針を説明してくれているのは非常に参考になりました。
↓20・30・40・50・60代別に分けて主にこんな事が本書で分かります!
- 運用目的の設定方法
- 月々の投資金額の目安
- 理想の資産配分(どの資産にいくら投資すれば良いのか)
- 投資方針(ライフイベントを踏まえての注意するポイント)
「図解はじめての投資信託」の活用方法
以上より、本書は投資信託のイロハを学ぶためにはフルカラーでイラストも多く、非常にわかりやすい本となっています。
- これから資産運用を始めたい方
- つみたてNISAやiDecoを始めたい方
- 投資は気になるけど難しいことはしたくない方
におすすめな1冊です。
ちなみに、朝倉智也さんが出版されている本で、投資信託選びでいちばん知りたいことという本もおすすすです。
こちらは、投資信託を始めたけどもう少し理解を深めたい方におすすめです。
購入した後、どうやってメンテナンスするの?など具体的な方法を解説してくれているので実践しやすい内容がたくさん詰まった1冊でした。
お金は寝かせて増やしなさい【水瀬ケンイチ】
最後におすすめする本はこちら!水瀬ケンイチ著者の「お金は寝かせて増やしなさい」です。
本書の1番のおすすめしたいことは、長期運用が鉄則であるインデックス投資を具体的にイメージできる本ということです。
今、この記事を読んで下さっている方は投資を始めようとしている方、また始めて数年以内の方ではないでしょうか?
私も2016年から投資を始めた現在進行形のド初心者ですが、私がこの本を読んだ時、衝撃でした!
と強く心の中で叫びました!←大袈裟なw
では、お金は寝かせて増やしなさいはどうインデックス投資を具体的にイメージできるか以下より3つに絞って紹介していきます。
水瀬ケンイチはインデックス投資の長期実践者
著書の水瀬ケンイチさんは梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)というブログを書かれている会社にお勤めの下町の個人投資家です。
そして、本書でのメインテーマであるインデックス投資を2002年から約20年近く継続されいる方です。
実際に自分の目指す運用方法を長期的に実践されている方の本はリアルに描かれていました!
おすすめ理由1.投資資産の推移を惜しげもなく公開してくれている!
同じ運用方針の方なら尚更です。
そして、お金は寝かせて増やしなさいでは2004年~2016年の約13年間を約1年刻みで水瀬ケンイチさん自身の資産推移を公開してくれているんです!
例えば、有名な2008年リーマンショック時では、投資元本がどのくらい元本割れしたのか、2012年のアベノミクス相場ではどれくらいイケイケで相場上昇したのかなど、グラフを用いて解説してくれています。
資産推移をグラフ化してくれているので、視覚的にこんだけ減ったのかーとかなりイメージしやすいです。
おすすめ理由2.金融市場の歴史を学べる
2つ目のおすすめ理由は、資産推移だけでなく、2004年~2016年でのその年の金融イベントの詳細やその時の反省点や感じた事が赤裸々に綴られていることです。
例えば、2008年のリーマンショック以外にも〇〇ショックは過去に色々あり、その度に大きな下落をして、その数年後にV字回復などの歴史があります。
そして、株式相場はよくあるシュミレーションみたいにきれな右肩上がりにはならず、下落と上昇をギザギザと繰り返しながら経済成長してきます。
本書では直近の10年近くの歴史を細かく解説してくれているのでめっちゃ参考になりました!!!←熱入りすぎw
と金額を載せてくれているので、かなりリアルに感じますよ。
おすすめ理由3.出口戦略を解説してくれている
長期運用が鉄則のインデックス投資ですが、重要なことは、「使う時はどうすればいいんだろう?」ということです。
例えば、投資信託とは何か?口座開設の方法、銘柄の選び方や購入方法といった「入口」について書かれた投資入門書は多く目にしますが、「出口」について書かれた本は少ないように感じます。
本書では以下のように理由を挙げています。
日本ではインデックス投資がまだ歴史がなく、積み立てて資産形成中のインデックス投資の家はそれなりにいても、老後の生活のように資産を取り崩しながら生活する資産活用期にあるインデックス投資家の数はまだまだ少ないことが考えられます
引用元:お金は寝かせて増やしなさい
「お金は寝かせて増やしなさい」の活用方法
私自身、インデックス投資について頭では理解していたつもりでしたが、この本に出会い、リアルな金額推移を目の当たりにして、自分の理解は「つもり」であって本質的に理解できていかなかったなーと実感した1冊でした。
ぜひ、インデックス投資を始めた方・はじめたい方に手に取っていただいた本のです。
お金は寝かせて増やしなさいの活用法として私が考える方法は2つあります。
1つ目は、リスク許容度の再確認です。
実際、暴落相場でどれくらい資産が減るのか今一度再確認するのをオススメします。
関連記事:リスク許容度を解説|初心者が暴落でも生き残るために取るべき3つの手順
2つ目は、暴落相場に読むことです。
本書では
インデックス投資を15年間実践するなかで、なににいちばん力を使ったのか。
投資したインデックスファンドを「売りたくなったときに我慢すること」でした。
引用元:お金は寝かせて増やしなさい
と綴られています。
それは例えば、暴落時です。
証券口座上のマイナスを見ると、「あーやっぱり投資なんてやめようか」と思ってしまいますが、そんな時、本書はぐっと立ち止まらせてくれる本だと思います。
なぜなら、インデックス投資をコツコツ続けてきた実践者の記録が残っているからです!
暴落時でのメンタルコントロールについては【投資初心者必見】暴落相場と上手に付き合う4つの方法で解説しているのでよければ参考ください。
まとめ
以上、活字が苦手な私がオススメするお金に関する入門書3冊でした。
- 20代から知っておきたいお金ルール→家計管理・お金の仕組み
- 図解はじめての投資信託→初心者の資産運用の核になる投資信託のイロハ
- お金は寝かせて増やしなさい→王道インデックス投資の本質の理解と具体的にイメージ
3冊とも特色が違っているので「今からお金について学びたいけど、何か始めれば良いかわからない」と思っている方におすすめな3冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました!