この記事は勤務医がふるさと納税の時に役立つ給料明細管理シートの記事です。
- ふるさと納税の上限ギリギリまで活用したい方
- 外勤など複数の勤務先がある勤務医の方
- 自分で確定申告をする勤務医の方
- 控除限度額の算出方法がわからない方
医師と相性が良いふるさと納税ですが、外勤が複数ある勤務医の場合、控除金額の上限を把握するのが、一般的な方法(早見表や簡易シミュレーションなど)では難しい場合があります。
ふるさと納税の制度を少しおさらいすると、ふるさと納税をした年の収入や社会保険料・控除などが分かれば詳細な控除金額の上限を知ることができます。
そこで、今回は我が家で自作フォーマットの紹介と活用方法について紹介していきたいと思います。
↓以下の記事でふるさと納税で限度額ギリギリまで寄付する方法を解説しています。
https://kobu-blog.com/furusato-calculation
ふるさと納税に役立つ「給料明細管理シート」
まず、給料明細管理シートは以下です。
↓クリックすると拡大します
この管理シートを使うことで、以下のを把握できます。
- 月毎でメインの給与先と外勤先に分けて管理できる
- 給与収入
- 非課税交通費
- 給料から天引きされている所得税
- 社会保険料(健康保険・年金保険・雇用保険・介護保険)
- 住民税
では、以下よりフォーマットの詳細説明と活用方法を解説していきたいと思います。
収入や税金など一覧で把握できる
まず、フォーマットの左半分で給与収入・天引きされている所得税・非課税交通費を把握できます。
特に、給与収入はふるさと納税の控除限度額を把握するのに欠かせません。
フォーマットの使い方
- 横軸:勤務先(メインで勤務している病院~外勤先まで)
- 縦軸:月毎に給与収入・交通費・所得税
を表しています。
給与明細で書かれている項目を入力していきます。
すると、12カ月後には、それぞれの給与先毎に給与や税金など累計が計算できるようになっています。
上図のAは年間での給与収入の合計で年収にあたります。
また、【実際の源泉徴収票】は年末~年明けにかけて各勤務先から源泉徴収票をもらうので、自分が入力してきた給与収入や所得税と一致するか確認するためのものです。
住民税や社会保険料を一覧で把握できる
続いて、フォーマットの右半分では、社会保険料と住民税を把握できます。
社会保険料は
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 介護保険料(40歳~)
で成り立っています。給料明細で各項目の金額を入力すると、社会保険料の累計額を把握することができます。
この社会保険料の合計金額(フォーマットのBの所)はふるさと納税の控除限度額を調べる時に入力する時に役立ちます。
また、住民税も把握することできます。給料明細の住民税という項目を入力することで年間の天引きされている住民税がわかります。
簡単に説明すると、住民税の納税方法は2通りあるのです。
一般的には、給料から天引きしてくれる特別徴収という方法です。一方、普通徴収は年4回に分けて住民税を自分で支払う方法です。
転勤が多い医師の場合、稀に普通徴収にある時があります。
住民税について詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています↓
https://kobu-blog.com/resident-tax
まとめ
以上が、勤務医がふるさと納税の時に役立つ給料明細管理シートの記事でした。
給料から天引きされていると、案外気づきにくい税金ですが、自分で一覧表で管理して見える化することで
と実感することができます。
特に、フォーマットで算出される
- 給与収入の合計金額
- 社会保険料の合計
はふるさと納税をフル活用するためにとても役立つので把握しておいて損はないです。
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