この記事は医師の資産運用・投資の最適解についての記事です。
✓資産運用を始めたいが何をしたら良いかわからない方
✓老後資金など長期目線で資産を増やしたい方
投資・資産運用と言っても投資商品は多種多様です。
\例えばこんなもの/
- 株式
- 債券
- 外貨預金
- 仮想通貨
- 不動産投資
まだ投資を始めていない方は「投資はギャンブルだ!」「けど、将来のために資産運用をしたい」と思ってこの記事を読んでくださっていると思います。
そこで、今回は医師の投資・資産運用の最適解について解説したい思います。
医師の資産形成の核は「インデックス投資」
結論から言うと、医師の資産運用の最適解は「インデックス投資」です。
以下はインデックス投資とは?そしてなぜ医師にインデックス投資がおすすめなのかを解説していきますね。
インデックス投資は指数に連動する投資方法
インデックスとは「指数」という意味です。
ニュースで一度は「日経平均が~」「NYダウが~」と聞いたことがあると思います。
あれが指数です!そして、インデックス投資はそういった指数に連動する投資のことです。
例えば指数とはこんなもの…
日経平均 | 日本の東証一部上場銘柄を選抜した225銘柄で構成される指数 |
---|---|
TOPIX | 日本の東証一部全銘柄で構成される指数 |
NYダウ | 米国経済を代表する30銘柄の株価で算出される指数 |
S&P500 | アメリカの代表的な大型株500銘柄の時価総額から算出される指数 |
※他にも債券に連動する指数、新興国に連動する指数など色々あります。
一般的に株式投資というと「トヨタの株」などひとつの企業に投資するイメージがありますが、インデックス投資はその指数ごと買うということです。
インデックス投資について簡単に説明したところで、次はなぜ医師にインデックス投資が最適解なのか解説していきますね。
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なぜインデックス投資が医師にとって最適解なのか?
医師にインデックス投資をオススメする理由として4つの理由があげれます。
理由1.世界経済は成長するため
インデックス投資をおすすめ理由として「世界経済は成長し続けている」という点からです。
短期的に見れば一時的な下落はあるけど、長期的にみれば成長し続けているというとこです。
アメリカの株式市場の歴史
例えば、アメリカの主要指数のS&P500の過去の歴史を見てみましょう。

上の図は、1871年から2020年までのS&P500の150年チャートになります。
このように長期的に見れば右肩上がりに成長しており、インデックス投資はこういった指数に連動した投資なので「経済が成長してS&P500上がれば、資産も拡大する」という原理です。
理由2.分散ができる
個別株だと四季報と言って、会社の企業状況などがのった辞典みたいなもので分析したりするんですが…。

/辞典並みに分厚い、超細かい文字\
インデックス投資なら面倒くさい企業分析などは不要です。
先ほど説明した通り、インデックス投資ならその指数全体を買っているので幅広く分散して投資することができます。
また、積立投資などは時間を味方にコツコツ投資できます。
理由3.基本的に放置でき、少額から開始できるので投資の敷居が低い
医師の場合、日々の仕事が多忙なため投資の勉強に時間を割くのが容易ではないと思います。
正直、「投資が趣味です」という好きな方でない限り、なかなか日々の株価のチェックや企業分析なども難しいです。
その点インデックス投資は比較的少ない知識で始められます。
また、投資というと「マイナスになったらどうしよう」と消極的なイメージがつきものですが、今はネットで100円から買える時代で、投資の敷居が低くなっていると思います。
理由4.医師は多職種より若い時から平均年収が高い
3つの理由を挙げてきましたが、ここまでの説明は誰にでもあ当てはまります。
医師×インデックス投資という視点で考えると、最大のメリットは多職種より若い時から平均年収が高いことです。
インデックス投資は、いわば「時間を味方に資産拡大を目指す」投資手法です。
より多くの資産を長期間運用できれば良いので、年齢が若いうちからより多くの投資資金を確保できれば後々複利が効いてより大きな資産拡大を目指すことができます。
仮に30歳頃から投資を始めると仮定して勤務医と全体の30代前後の年収を比較してます。
双方とも年収に対して1割の金額を30歳~60歳までの30年間、年利4%で運用した場合シミュレーションをしてみます。

このように早いうちから投資資金を準備することができる可能性のある医師にとってインデックス投資は最大のメリットだと考えます。
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インデックス投資のデメリット
ここまで良いことばかり話してきましたが、もちろんデメリットもあります。
また、投資商品なので元本割れのリスクがあります。
ハイリターンは期待できない
FXや株で一攫千金というわけにはいかず、インデックス投資は市場の平均に連動した投資するので大きなリターンは期待できません。
しかし、投資の世界は機関投資家や保険の運用者など超頭の良いプロがたくさんいる中で戦うので、個人が短期的に勝つのは難しいと思います。
そして、私たち個人の最大の武器は「長期保有できる」ことで、「負けないことのが重要」だということです。
運用している資金が教育資金や老後資金なら尚更重要で、インデックス投資はその点、初心者が一番負けにくい投資手法だと思います。
負けにくいといっても短期的にみて2020年3月現在、コロナショックで絶賛含み損中です。
今回の暴落で感じたことは初心者が心穏やかで投資するためにリスク管理が何よりも重要だと感じました。
関連記事:リスク許容度を解説|初心者が暴落でも生き残るために取るべき3つの手順
インデックス投資はどうやってするの?
インデックス(指数)に連動した投資商品を買う
インデックス投資をするには、ETF(上場投資信託)や投資信託を購入することです。
投資信託を簡単に説明すると債券や株など投資商品の詰め合わせパックです。
例えば自分で株を買うにしてもどこの会社のをどれくらい買ったら良いかわかりません。
投資信託はその色々な株式や債券などを詰め合わせにしてプロが運用してくれる商品です。
ETFはその投資信託が証券市場に上場されいるものです。
つみたてNISAやiDecoの制度を有効活用
つみたてNISAやiDeco(個人型確定拠出年金)は税制上優遇されている投資制度です。
それらは、インデックス投資が可能なので使っていない方はまずはこれらを活用することをおすすめします。
iDecoは節税面でもお得なので医師にはオススメだと思います。
関連記事:個人型確定拠出年金(iDeco)は医師になぜオススメなのか?
おさらい
ここまで説明して色々な用語が出てきて混乱していると思います。
今までの説明を表にまとめてみました。
つみたてNISAやiDeco | 制度(どこで) |
投信信託やETF | 投資商品(何を) |
インデックス投資 | 投資方法(どういう) |

まとめ
医師の資産運用・投資の最適解は「インデックス投資」です。
理由として、
- 忙しい医師にとって基本的には放置できる
- 比較的少ない知識で少額から始められる
- 収入に馬力がある医師は資産拡大しやすい
- 世界経済は成長する、分散できる
になります。
最後に、インデックス投資における重要なポイントは「インデックス(指数)選び」です。 なぜなら、インデックス投資によるリターンは、どんなインデックスに投資するかによって決まるからです。
今後はどんな銘柄に投資しているかなど記事にしていきたいと思います。
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